FenoLabel 説明書

1.シートの設定(Sheet settings)

 ここではシートの大きさや余白、ラベルの大きさや配置についての設定を行います。ユーザーが自由に設定できます。利用するシートに合わせて設定して下さい。ただし、矩形かつ同じサイズのラベルが規則的に並んでいるシートに限ります。各設定値の単位はミリメートル(mm)です。

(1) テンプレートの選択(Template option)

 テンプレートを選択することで各種設定値の入力を省略することができます。デフォルトでは、

  ・A-one 型番:31074(3M)(1シート95面)

  ・A-one 型番:31072(3M)(1シート36面)

  ・Lタック(ナカジマプランニング)

  ・L挿し(ナカジマプランニング)

の4種類のラベルを選択することができます。また[Sheet settings]下部の[Template edit]ボタンから[Template edit]に行くことができ、ここでは現在の設定をテンプレートとして保存することができます。

(2) シートサイズの設定(Sheet size)

 シートのサイズの設定は、シートの規格(Standard)および向き(Direction)を設定するか、または幅(Width)と高さ(Height)を直接入力することで行います。なお、シートの規格はA3、A4、A5、A6、A7、A8、A9、A10、B5、B6、B7、B8、B9、B10から選ぶことができます。また、シートの向きはPortraitが縦向き、Landscapeが横向きです。

(3) シートレイアウトの設定(Sheet layout)

 シート内の余白やラベルの配置などに関する設定です。

・シート余白(Sheet margin)

上側(Top)と左側(Left)のシートの余白を設定します。下側と右側の余白については他の設定値から自動で計算されます。

・ラベル間隔(Inter-label space)

ラベル間の長さx方向(X)、y方向(Y)それぞれで設定します。

・ラベルサイズ(Label size)

ラベルの幅(Width)と高さ(Height)を設定します。

・シートあたりのラベルの数(The number of labels)

1シートに含まれるラベルの数を行数(Row)と列数(Column)で設定します。

・ラベル内の境界線(Boundary inside labels)

 Lタックのようにラベル内に切り取り線などがある場合に設定します。垂直または水平な境界線を1本だけ設定できます。垂直な境界線の場合、Axis:Xとしてラベルの左端からの距離を入力します。水平な境界線の場合、Axis:Yとしてラベルの上端からの距離を入力します。

(4) シートプレビュー

[Preview sheet]ボタンを押すと、ページ下部にシートのプレビューがPDFで表示されます。ラベルの境界線が実線で、ラベル内の境界線が破線で表示されます。

(5) エラーについて

 設定値に矛盾がある場合はエラーメッセージが表示されます。メッセージに従い適宜修正を行ってください。

2.データの読み込み(Data upload)

 ここでは実際にプリントする文字列やバーコードに記録する文字列を含むファイルを読み込みます。[Drop file here]と書かれたボックス内にファイルをドロップすることで読み込むことができます。なお、読み込めるファイルはカンマ区切り形式のテキストファイル(拡張子:.csvまたは.txt)のみです。また日本語や環境依存文字はPDFにプリントできない可能性があるのでデータに含めないで下さい。1行目は項目名の入っているヘッダーとして認識され、2行目以降がデータとして認識されます(データの形式については下の例も参照)。データの読み込みに成功すると、ファイル名(File Name)、項目名(Items)、データサイズ(Data size;項目数×データ数)が表示されます。

 またページ下部にデータの具体的な値が全て表示されるので、値が正しく取り込まれているかを確認できます。とりわけMicrosoft Excelで操作したcsvファイルを読み込んだ際には、正しい値が取り込まれているかを確認してください(5.その他注意点も参照)。またカンマ「,」はデータの区切り文字として認識されるため、データ値にカンマ「,」を含めることはできません。

(データ形式の例)

Plot

Fertilizer

Accession_ID

Replication

←項目

A001

Normal

1290972833453090

1

←データ

A002

Normal

1437223687405460

1

A003

Normal

4119893803465750

1

3.バーコードに配置する要素の設定(Label edit)

 ここではラベル内に配置する文字列やバーコードのレイアウトを行うことができます。各要素の大きさやラベル内での位置を視覚的に確認しながら編集することができます。各数値の単位はミリメートル(mm)です。

(1) 文字列要素の配置

 [Add text element]ボタンを押すと新たな文字列要素を追加することができます。

・項目(Item)

 文字列としてプリントする項目名を選択します。項目が選択されていない要素はプリントされません。

・フォントサイズ(FontSize)

 文字の大きさを選択します。6 pt、7 pt、8 pt、9 pt、10 pt、11 pt、12 pt、16pt、20pt、24pt、28pt、36pt、48ptが選択可能です。

・フォントスタイル(FontStyle)

 文字のスタイルを選択します。normal(標準)、bold(太字)、italic(斜体)、bolditalic(太字斜体)が選択可能です。

・フォント色(FontColor)

 文字の色を選択します。black(黒)、red(赤)、green(緑)、blue(青)が選択可能です。

・文字列の最大幅(MaxWidth)

 選択された項目に含まれる文字列のうち、プリント時の物理的長さが最も長くなる文字列の物理的長さを表示します。項目名とフォントサイズ、フォントスタイルから自動的に計算されます。

・文字列の高さ(Height)

 文字列の物理的高さを表示します。フォントサイズから自動的に計算されます。

・配置位置(X、Y)

 文字列が配置される座標を設定します。Xは左端からの距離、Y は上端からの距離です。

・配置調整(XAlign、YAlign)

 指定された配置位置に対して、要素のどこを合わせるかを指定します。XAlignはleft(要素の左端に合わせる)、center(要素の中央に合わせる)、right(要素の右端に合わせる)が選択可能です。また、YAlignはtop(要素の上端に合わせる)、center(要素の中央に合わせる)、bottom(要素の下端に合わせる)が選択可能です。

(2) バーコード要素の配置

 [Add barcode element]ボタンを押すと新たなバーコード要素を追加することができます。

・項目(Item)

 バーコードに記録する項目名を選択します。項目が選択されていない場合は、バーコードがプリントされません。

・バーコードの規格(BarcodeType)

 バーコードの規格を設定します。現在は、CODE128のCODE-BおよびCODE-Cに対応しています。CODE-Bではアルファベット、記号、数字がエンコードできます。CODE-Cでは桁数が偶数の数値しかエンコードできませんが、情報の圧縮性能がCODE-Bよりも高いです。本システムでは、桁数が偶数の数値しか含まない文字列の場合はCODE-C、それ以外の場合はCODE-Bが自動で選択されます。なお、文字数が偶数で数字のみからなら文字列であっても冒頭が一つ以上の「0」から始まる文字列は、それら冒頭の「0」が認識されません(例えば「000123」は「123」と認識される)。

・バーコードの幅(Width)

 CODE128では、デジタル数値1桁分をコードするバー(ナローバー)の幅が0.191 (mm)以上であることが推奨されています。また、バーコードの左右にはクワイエットゾーンと呼ばれる十分な長さの余白がないと読み取りが不安定になることがあります。CODE128ではクワイエットゾーンの長さは最小バー幅の10倍と2.54 (mm)のうちの大きい方を採用します。ここでのバーコード幅は左右のクワイエットゾーンまで含めた幅を指定します。選択された項目に含まれる文字列や数値のうち、エンコードした際のデジタル桁数が最も多くなる文字列や数値に対して、ナローバー幅を0.191 (mm)、クワイエットゾーン長を1.91 (mm)として計算した長さがバーコードのとりうる最小幅となります。エンコード可能な文字列や数値のみを含む項目が選択されるとこの最小バーコード幅が自動計算され、テキストボックスの右側に表示されます。指定するバーコード幅はこの最小幅以上の値にして下さい。

・バーコードの高さ(Height)

 バーコードの高さを指定します。高さについての具体的な基準はありませんが、バーコードの読み取りを効率化させるためにはバーコード幅に対して高さが低すぎないことが重要です。

・フォントサイズ(FontSize)

 バーコードにエンコードされた文字列や数値をバーコード下部にプリントすることができます。その際の文字の大きさを指定します。6 pt、7 pt、8 pt、9 pt、10 pt、11 pt、12 ptから選択可能ですが、通常は6 ptで十分です。(None)を選択した場合はプリントされません。

・配置位置(X、Y)

 バーコードが配置される座標を設定します。Xは左端からの距離、Y は上端からの距離です。

・配置調整(XAlign、YAlign)

 指定された配置位置に対して、要素のどこを合わせるかを指定します。XAlignはleft(要素の左端に合わせる)、center(要素の中央に合わせる)、right(要素の右端に合わせる)が選択可能です。また、YAlignはtop(要素の上端に合わせる)、center(要素の中央に合わせる)、bottom(要素の下端に合わせる)が選択可能です。

(3) インターフェイスによる配置

 表中で各要素をクリックすると、その要素の行の背景色が濃い灰色に変わります。それとともにインターフェイス上で要素の配置位置と大きさが橙色の矩形で示されます。選択されていない要素については灰色の枠で示されます。なお、項目が指定されていない場合および幅、高さのいずれかの値が0である場合にはインターフェイス上には表示されません。いずれかの要素が選択されている状態で、インターフェイス上のどこかクリックすることにより、その場所に要素を移動させることができます。またインターフェイスの下にある矢印ボタンを押すことで、選択された要素の位置を0.1 mm単位で微調整できます。

(4) PDFの作成

 [Label edit]下部の[Create PDF]ボタンからPDFの作成ができます。PDFの作成が終了するとダウンロードするためのファイルダイアログが開かれます。また、[Label Order]ではデータがプリントされていく方向を指定できます。byRowでは行ごとに、byColでは列ごとにプリントされていきます(下記参照)。なお、データ量が多い場合にはファイルダイアログが開かれるまでに少し時間がかかることがあります。

項目1

項目2

(データ1)

値(1,1)

値(1,2)

(データ2)

値(2,1)

値(2,2)

(データ3)

値(3,1)

値(3,2)

byCol

(データ1)

(データ4)

(データ2)

(データ3)

byRow

(データ1)

(データ2)

(データ3)

(データ4)

4.シートテンプレートの編集

 [Sheet settings]下部の[Template edit]ボタンより[Template edit]へ行き、シートテンプレートの編集ができます。[Template edit]でできることは、

 ・各テンプレートの名称(Name)の変更

 ・現在の設定値を新規テンプレートとして追加(エラーが出ていない場合のみ)

 ・特定のテンプレートの削除

 ・テンプレートの上書き保存

です。保存については、[Save sheet template]ボタンを押すとテキストファイルをダウンロードして保存するためのファイルダイアログが開かれるので、このテキストファイルをBarcodeLabelMaker.htmlが置かれているディレクトリ下、/params/sheetTemplateList.txtに上書き保存して下さい。

5.その他注意点

(1) csvファイルをMicrosoft Excelで操作する場合の注意点

 Microsoft Excelでは16桁以上の数値を扱うことができません(16桁目以降は0に置き換わります)。またそれ以外の場合でもある程度桁数が大きな数値は、値が丸められてしまうことがあります(例:123456789 → 1.23E+8(= 123000000))。このように値が変わってしまうことを防ぐためには、以下のような方法でデータを読み込みます。

 1.目的のcsvファイルをMicrosoft Excelを開く。

 2.[データ]→[外部データの取り込み]→[テキスト ファイル]と進むとファイルダイアログが起動するので、目的のcsvファイルを選択。

 3.[元のデータの形式]で[カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ]にチェックを入れて[次へ]。

 4.[区切り文字]で[カンマ]にチェックを入れて[次へ]。

 5.文字列として取り込みたい列を選択し、[列のデータ形式]で[文字列]にチェックを入れて[次へ]。

 6.[新規ワークシート]にチェックを入れ、[OK]。

(2) ラベル内の文字列やバーコードは縁ギリギリには配置しない

 シートによっては余白などの設定値にややバラつきがあることも考えられます。それを考慮して、文字列やバーコードの配置の際はラベル内に十分な余白をとって配置して下さい。また、シートの余白がない場合には、シートの端ギリギリには配置しないで下さい。プリンターによっては余白設定などとは関係なしに、端から数ミリメートル程度の範囲はプリントできない仕様になっている場合があるためです。

(3) PDF印刷時には実際のサイズで印刷する

本システムでは、ラベルシートのレイアウトに合わせて厳密に文字列やバーコードを配置しています。プリンターでの印刷時には、リサイズをせずに「実際のサイズ」で印刷して下さい。プリンターによっては適度に余白をとるために、「サイズを用紙に合わせる」など自動的にリサイズするオプションがある場合もあります。このようなオプションは選択しないで下さい。

(4) PDF印刷時には画像としては印刷しない

 印刷時のオプションに画像として印刷するという項目がある場合がありますが、バーコードが配置されている場合はこのようなオプションは選択しないで下さい。バーコードの解像度が粗くなるため、読み取りできなくなる可能性があります。

(5) PDF印刷時には過度な発熱、紙詰まりなどが発生する恐れがあります

 ラベルシートは普通紙に比べて厚さや質などが大きく異なります。大量に印刷する際には、プリンターが過度に熱せられたり、紙詰まりを頻繁に起こしたりすることがあります。プリンターの故障の原因になる可能性もございますので、時間をかけてでも少しずつ印刷することを推奨します。